6月になりました。白峰では暑いのか寒いのか、よく判らない日が続いています。
笑われるかも知れませんが、我が家では未だストーブが部屋の片隅に置いてあります。片付けようと思うと、急に寒い日があったり…。単に片づけを面倒がっているという声もありますが（汗）

お天気が続くのは気持ちがいいのですが、6月は大豆の播種の月ですので、例年と違う天候はとても気になります。早々の水不足のニュースも気になります。皆 様の地域は大丈夫でしょうか？

さて、来る17日(日)は、父の日です。
山下ミツ商店では、お父様に「ありがとう」「お疲れ様」の感謝の気持ちを添えてお届けする、父の日限定セットをご用意しています。ちょっと遠くにいるお父様へ、またお酒が大好きなお父様へ、体に優しいお豆腐のギフトセットはいかがですか？
詳しくは『今月のオススメ』コーナーをご覧ください。

それでは、今回の山下ミツニュースも、どうぞお楽しみ下さい。

＜お知らせ＞
◎「生粋いしかわ　ざる盛りとうふ」を今月から発売いたしております。

原料に奥能登珠洲の幻の大豆『大浜大豆』と『能登海洋深層水にがり』を使用し、白峰の『山下ミツ商店』が豆腐にしました。石川の食材を石川の豆腐屋が豆腐にした、まさに「生粋いしかわ」です。ぜひ一度ご賞味いただければと思います。
生粋いしかわざる盛り豆腐の詳細はこちら

◎山下ミツ商店のホームページをリニューアルしました。
お客様からのご意見を参考にし、お豆腐を種類別に分けました。また、各商品の詳細情報を掲載しています。それぞれの商品をゆっくりじっくりお選びいただけるようになりましたので、ぜひ一度ご覧ください。そして、もしよろしければ、ご意見やご感想をいただければ励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
山下ミツ商店ホームページはこちら

親子で、ご夫婦で、美味しいお豆腐を交えながら一杯いかがですか？。宝徳には、冷奴も合いますよ。

■商品内容
  ・宝徳･･･2本    ・青竹よせとうふ･･･1個
  ・朧とうふ･･･1個    ・絹とうふ･･･1個

■価格
  5,040円(消費税、送料、箱、保冷剤込み)

≫商品詳細・ご注文はこちら

宝徳の澄み切った美味しさと、大豆の甘みたっぷりの砂糖要らずは、相性バッチリ！お父さんにいかがですか？

■商品内容
  ・宝徳･･･1本    ・青竹よせとうふ･･･1個
  ・砂糖要らず･･･2個

■価格
  3,800円(消費税、送料、箱、保冷剤込み)

≫商品詳細・ご注文はこちら

歯ごたえがしっかりした堅とうふの照り焼きは、ごはんのおかずにぴったり！
食欲減退気味なこの季節、ヘルシーなお豆腐で、しっかりごはんはいかがですか？付け合せにお好みのお野菜を添えてどうぞ！

今回のスタッフ紹介は、山下榮子がお届けします。

ご紹介するスタッフは、豆乳ゼリー等２次加工品担当の織田美智子さんです。美智子さんは、４年前から私どもで働いてくれています。「いつも影から見守ってくれている」母親的存在の素敵な女性です。（山下浩希の幼稚園〜中学までの同級生のお母さんでもあります）

工場の中では、最年長でひ孫がいる美智子さんですが、一番元気で一番の働き者です。若々しくて笑顔がステキ。私も年を重ねていったら、美智子さんのようになりたいと思っています。そんな美智子さんですが、あわてんぼと言うより焦り症？なところもあります。なんせそそっかしいのか、良く転んだり、滑ったり…周りはハラハラ、「６０歳以上は走るなー」と言われても、笑顔でかわして走り続けるのです。今は、ご主人と二人暮らしで「家で何もしないで居ると気がおかしくなる。」そう言いながら、さり気なく私たちを気づかってくれています。
エピソードを一つ。
美智子さん７０歳の誕生日の時ことです。社長が、誕生日のお祝いに皆でケーキを食べようと、一番大きいサイズのケーキをプレゼントしました。美智子さんは大喜び！お昼休みの時に皆に分けてくれるというので、楽しみに待っていたのですが、美智子さんの勘違い？…いや、あまりの嬉しさ？で、家に持って帰ってしまいました。 お父さんと二人で食べたのでしょうか？次の日、美智子さんは「ケーキを皆に見せて回った」と話していました。よほど嬉しかったのだと思います。

益々元気で、いつまでも仕事に来て欲しいと思います。長い間一緒に仕事をしたい、そんな思いで一杯です。 細く長く、無理をせず、頑張って欲しいのです。
これからもよろしくお願いします。

このコーナーでは、私どものこだわりや想い、豆腐に関するあれこれをお届けします。
前回の「ミツの心」はこちら

■連載第9回 「衛生管理の第一歩　２」

２０００年の６月から７月にかけて、近畿地方を中心に発生した「雪印事件」をきっかけに、スーパーさん等お取引先様のチェックも厳しくなりました。そして、あるスーパーさんの抜き取り検査で、そのスーパーさんの定める基準を超えた細菌数を出してしまいました。

即刻、取引停止になり「１週間以内に原因究明」「究明後２週間以内に改善」という指導を受けました。が、自分では一生懸命清掃をして、綺麗な工場のつもりでいたものですから、どうしていいのか解らないのです。

タイムリミットが迫ってきます。崖っぷちまで追い込まれてしまいました。

そこで、それまで空返事を繰り返していた(株)DMLの新蔵さん（現(有)食品環境研究センター社長）に、これまでの無礼をお詫びし、助けを求めました。これからは新蔵さんの指導に従うことを約束し、原因究明、指導をお願いしました。新蔵さんは快く引き受けてくださり、改めて工場点検をして徹底的に原因究明をしてくださいました。朝から晩までスタッフ一人一人の動きをチェック、豆腐作りに使用する器具類の拭き取り検査等、数々の検査を丹念にしてくださいました。その結果、決定的な欠陥があることが判りました。

前にも書きましたが、私たちは本当に一生懸命清掃作業をしてきました。でも、いくら一生懸命でも、所詮自己流の自己満足の清掃だったのです。

判りやすく書きますと、私たちは目に見える汚れは徹底的に落としていましたが、目に見えない菌を殺すという意識が全くありませんでした。つまり、一生懸命に汚れは落としていたが、洗浄だけでは対処できない菌が生き残り、繁殖していたという事です。

早速、殺菌洗剤を新蔵さんにお世話いただき、使用することで状況は改善しました。そして、無事に取引を再開していただくことができたのです。今思うと笑い話になりますが、その洗剤は泡立ちが良くないのです。泡が立たないと気が済まない私は、必要量を超えて使用し、後で妻に叱られました。

この事件をきっかけに、我々山下ミツ商店も、衛生管理の重要性を思い知らされました。「新工場が出来たら・・・」なんて悠長な事を言っている場合ではありません。
翌月から、工場スタッフ全員が新蔵さんのご指導の下で、「新蔵教室」と名づけた月一回の勉強会を開き、衛生管理について学んでいきました。

この勉強会は、現在も「新蔵ゼミナール」という名前で続けております。この教訓を忘れないためにも、ずっと続けていく予定です。

▼新蔵ゼミに関する豆魂日記もご覧下さい。
いらないものは捨てる！・整理整頓改良改善・ 白峰工場新年会・５Ｓへの第一歩・合同新蔵ゼミ