怒涛のGWも終わり１週間が過ぎ、また静かな白峰に戻りました。ブログにも書きましたが、毎日がGWなら良いなーと思うくらい、たくさんのお客様が白峰のお店まで来てくださいました。ありがたい事です。
GW中は、日替わりで色豆腐の寄せとうふを販売していました。お客様の好奇心を改めて実感しました。

さて、お知らせです。
来る５月１５日（火）２２日（火）、MROラジオの「石川名物！GOGOは本多町３丁目」という番組に、私、山下浩希が出演させていただくこととなりました。
詳しくは山下ミツ商店ホームページにてご覧下さい。

それでは、今回の山下ミツニュースも、どうぞお楽しみ下さい。

ピリッとしたジンジャーの風味が効いたシロップです。豆腐の甘みと相性ピッタリ♪
［材料］水800cc、グラニュー糖120g、しょうが1片、クコの実
［作り方］水にグラニュー糖を入れ、ひと煮立ちさせ、しょうがとクコの実を入れて火を止めます。冷めたら、豆腐にかけてお召し上がり下さい。

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上記のシロップに、ココナッツミルクを加えるだけです。アジアンな味わいに変身！暖かいデザートです。
［材料］ココナッツミルク50cc
［作り方］「しょうが＆クコの実シロップ」に、ココナッツミルク50ccを加えます。豆腐もシロップもあたためてお召し上がり下さい。

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シャキシャキりんごと、ふんわり豆腐のハーモニー。りんごの甘酸っぱさと、豆腐のまろやかな甘みが、絶妙です♪
［材料］水800cc、グラニュー糖110g、りんご1個、シナモンパウダー・レモンピール少々
［作り方］水とグラニュー糖をひと煮立ちさせ、さいころ状に切ったりんごを弱火で煮込みます。りんごのシャキシャキ感が残ってるところに、シナモンパウダーとレモンピールを加え、火を止めます。冷めたら豆腐にかけてお召し上がり下さい。

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おからに、ごぼうや人参、ねぎ、あぶらあげなどを加え、だしと油で炒めた「味付け卯の花」をコロッケにしました。
サックリ揚がったコロッケは、野菜やだしの旨みがしみこんだおからなので、ヘルシーで食べ応え十分です！

今回のスタッフ紹介は、山下榮子がお届けします。

ご紹介するスタッフは、豆乳ゼリー等２次加工品担当の織田美智子さんです。美智子さんは、４年前から私どもで働いてくれています。「いつも影から見守ってくれている」母親的存在の素敵な女性です。（山下浩希の幼稚園〜中学までの同級生のお母さんでもあります）

工場の中では、最年長でひ孫がいる美智子さんですが、一番元気で一番の働き者です。若々しくて笑顔がステキ。私も年を重ねていったら、美智子さんのようになりたいと思っています。そんな美智子さんですが、あわてんぼと言うより焦り症？なところもあります。なんせそそっかしいのか、良く転んだり、滑ったり…周りはハラハラ、「６０歳以上は走るなー」と言われても、笑顔でかわして走り続けるのです。今は、ご主人と二人暮らしで「家で何もしないで居ると気がおかしくなる。」そう言いながら、さり気なく私たちを気づかってくれています。
エピソードを一つ。
美智子さん７０歳の誕生日の時ことです。社長が、誕生日のお祝いに皆でケーキを食べようと、一番大きいサイズのケーキをプレゼントしました。美智子さんは大喜び！お昼休みの時に皆に分けてくれるというので、楽しみに待っていたのですが、美智子さんの勘違い？…いや、あまりの嬉しさ？で、家に持って帰ってしまいました。 お父さんと二人で食べたのでしょうか？次の日、美智子さんは「ケーキを皆に見せて回った」と話していました。よほど嬉しかったのだと思います。

益々元気で、いつまでも仕事に来て欲しいと思います。長い間一緒に仕事をしたい、そんな思いで一杯です。 細く長く、無理をせず、頑張って欲しいのです。
これからもよろしくお願いします。

このコーナーでは、私どものこだわりや想い、豆腐に関するあれこれをお届けします。
前回の「ミツの心」はこちら

■連載第8回 「衛生管理の第一歩」

前回までの「ミツの心」では私、山下浩希がこの山下ミツ商店を継ぎ、美味しい豆腐作りを目指す中での取り組みについて書きました。 今回からは、豆腐作りにおける衛生管理への取り組みについて書かせていただきます。

豆腐に限らず食品製造では美味しさ追求は言うまでもありませんが、同時に製品の鮮度や、工場の清潔さ等も徹底管理し、お客様に安全を提供しなくてはなりません。
最近では不二家さんの事件が記憶に新しいところです。
あのような事件を知ると、他人事とは思えず胸が締め付けられます。

皆様はご自宅の台所を「綺麗だ」と思いますか？
ほとんどの皆様は「綺麗だ」と思っておられると思います。

しかし、お友達の家に遊びに行った時、台所を見て「ちょっと・・・」と感じたことありませんか？
お友達は「綺麗だ」と思っているのに自分から見ると綺麗に見えない事ってありますね。
それは、あくまでも自分自身の感覚の基準で「綺麗だ」ということであって、必ずしも清潔とは言えないものかもしれません。

恥ずかしながら山下ミツ商店も、10数年前までは自己流の清掃を”一生懸命”して「綺麗な工場だ」と自分で思っていました。
そんな時、あるデパートさんの物産展に出店することになりました。その時、新規取引先ということで、デパートさんから工場の衛生管理についてアンケート調査の書類が届きました。

その調査票には「定期的に一般生菌検査を実施していますか？」とか「衛生管理の指導を受けていますか？」など１０数項目の質問がありました。その質問に対し、答えは「いいえ」「いいえ」「いいえ」・・・・・・。「これじゃ提出できないぞ」いうことになり、金沢の(株)DMLという検査会社の千田社長にお願いし御指導いただくことになりました。その時にDMLさんから指導に来て下さったのが、新蔵登喜男さんでした。（新蔵さんについては、こちらをご覧下さい。）

２日間ほど新蔵さんは工場のチェックをし、A4用紙10数枚からなるレポートで改善箇所の指摘をしてくださいました。しかし、当時の私は折角の新蔵さんの指摘指導を口では「はい」と返事をしながらも、「いずれ新工場を建てるのだからその時でいいや」と真剣に聞いていませんでした。

そんな気持ちのまま数年経ち、あの「雪印事件」が起きたのです。
その「雪印事件」をきっかけに、お取引をしていたスーパーさんのチェックも厳しくなり、あるスーパーさんの抜き打ちでの抜き取り検査で悪い結果を出してしまったのです。（つづく）