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いつも山下ミツ商店をご愛顧いただき、ありがとうございます。
山下ミツ商店の山下浩希です。

毎回暖冬ネタで恐縮ですが、今年の白峰は雪が積もりません。と言うか降りませ ん。天気が良いのです。
９日に開催された雪だるままつりも、１日に降った雪のお陰で、何とか雪だるま を造ることができました。
（雪だるままつりとは、毎年この地域で開かれるイベントです）

昨年の豪雪に泣かされた私は、当初は、この暖冬を「雪かきもしなくていいし、 楽だなー」「このまま春が来ないかなー」と喜んでいました。
最近は本気でこのまま春が来るのでは？・・・と思うようになりました。
となるとこの異常気象は、様々なところで影響を与えるでしょう。

今年の大豆の出来に、どういう影響が表れるのか？・・・ちょっと心配になっ てきました。（相変わらず自分勝手なことばかり考えています）


最近、企業のモラルを問われる事件が、新聞テレビ等で報道されています。 ちょっとでも気が緩んでしまうと「明日は我が身」です。 私どもは食品という、お客様の体に入る物を製造しています。製品の安全を最優 先に考え、お客様の健康の為に、少しでもお役に立てるよう、スタッフ一同気を 引き締めて、豆腐作りに努めます。

今回も【山下ミツNEWS】を、どうぞ最後までお楽しみ下さい。

■ミツの大判あげ（1枚入）


■価格  300円（税込）
（送料・箱・保冷剤別）

記まじめ！シリーズの堅とうふで、美味しくてヘルシーなステーキを作りました。
どっしりとした堅とうふに、お好みの野菜がバター醤油味で加われば、食欲をそそる、美味しい逸品の出来上がりです。
歯ごたえバッチリ、ジューシーな豆腐ステーキをお楽しみ下さい！

このコーナーでは、私どものこだわりや想い、豆腐に関するあれこれをお届けします。
前回の「ミツの心」はこちら

■連載第5回 「凝固剤って？」

私ども山下ミツ商店の企業理念「ミツの心【MITSU-ISM】」では、「国産大豆を 消泡剤を使用せず天然にがりだけで固めます。」と謳っています。国産大豆・消 泡剤は前回までに書きました。今回からは天然にがり・・・凝固剤についてです。

皆さんは、豆腐を何で固めるかご存知ですか？
ほとんどの方は「にがり」とお答えになると思います。正解です。
しかし、現在市場に出ている豆腐の表示をよく見ると、意外とにがりで固められ た豆腐は多くありません。豆腐を固める凝固剤の総称として「にがり」と呼ばれ ているようです。
先日も、あるテレビ番組で、豆腐の製造過程が紹介され ていました。その時も、ナレーションで「にがりで豆乳を固め・・・」と言って いましたが、映像から見える凝固剤はにがりではありませんでした。（私も豆腐 屋の端くれですから見分けがつくのです。）

海水から塩を造るときに結晶となるのが塩で、その時に液体として残るものがに がりです。このにがりには、塩を除いた海水の成分がすべて含まれています。に がりを舐めるとその名のとおり「苦い」味がします。

このにがりを、豆乳に加えて固めるのですが、量・温度・タイミン グ・かくはん・・・等、様々な要素が絡み合うので大変難しいものです。豆腐屋でもなかなか うまく出来ず、澄まし粉（硫酸カルシウム）やグルコンを使うメーカーがほとん どです。 私が家業を継いだ時、山下ミツ商店も、にがりでなく澄まし粉で豆腐 を固めていました。これをにがりに方向転換するきっかけを創ってくださったの が埼玉本庄市のもぎ豆腐店茂木稔社長でした。

続きは次号！