このメールは、山下ミツ商店で商品をご注文頂いたお客様と、山下浩希がご縁をいただいた方に、お届けしております。

山下ミツ商店
今月号の目次2008.10
山下浩希のごあいさつ 山下浩希のごあいさつ お料理レシピ「あんかけ朧とうふ」 豆腐レシピ「あんかけ朧とうふ」
ミツな人々 ミツな人々 ミツの心「馴れ合い」でなく「協力と切磋琢磨」」 ミツの心「馴れ合い」でなく「協力と切磋琢磨」
山下ミツ検定&プレゼント 山下ミツ検定&プレゼント
ごあいさつ 山下浩希
%name1%%name2% 様 (読者番号:%id%)

%name1%さん、こんにちは。山下ミツ商店の山下浩希です。
ここ白峰は日に日に涼しく、と言うより寒くなってきています(特に朝晩)。
笑われそうですが、我が家は、早速居間にストーブを出しています。
先日ラジオを聞いていましたら、「白山の紅葉が見ごろ」と言っていました。
紅葉もだんだん下流に下がってきて、白峰ももうそろそろという感じです。

先月のメルマガで、山下ミツ検定の回答と一緒に、ご意見の投稿もお願いしましたところ、たくさんのご意見をいただきました。皆様、ありがとうございます。
「美味しい食べ方は?」「買える場所を増やしてほしい」「もっとレシピを載せてほしい」「お手ごろなセットが欲しい」など、皆様の率直なご意見を、ひとつひとつ読ませていただきました。
これらを真摯に受け止め、またそれを励みにして、皆様のご要望に応えられるよう、これからも頑張ります。

ミツの豆乳ソフトには、お醤油が合います!是非おためしください!さて、来る10月8日(水)〜13日(月)までの間、東京立川市の伊勢丹立川店さんで行われる「金沢・能登展」に出展します。
今回は石川県以外で初めて「ミツのソフト」(315円)を販売します。
白峰工場店と金沢百番街店では、豆乳味の「ミツのソフト」にお醤油をかけて食べるのが流行っています。
お近くにお住まいの方は、是非ご来店下さい。
お待ちしております。

それでは今月も【山下ミツNEWS】をお楽しみ下さい。




ミツのお豆腐を使ったお料理レシピ
山下榮子

こんにちは!山下榮子です。
今月は、「ミツの朧(おぼろ)」を使ったあんかけ朧とうふです。寒暖の差が激しいこの季節、あったかいお豆腐でほっとしませんか?

あんかけ朧とうふ』  (ミツの朧使用)

あんかけ朧とうふ ≪材料≫4人分
ミツの朧 …4丁
・合いびき肉…100g
・ねぎ…1本
・しょうが…適量
・醤油…適量
・片栗粉…適量
・塩…適量
≪あんかけ朧とうふの作り方≫  
1 ねぎは長切りに、生姜は千切りにしておきます。 4 3の鍋に水溶き片栗粉を加え、お好みのとろみをつけてください。
2 鍋にお湯を500cc沸かし、ミツの朧をおたまですくい、中に入れます。この時、だしを適量加えます。 5 1のおとうふに、3までで作ったあんかけをかけて出来上がり!
3 別の鍋で、お湯300ccを、だし、醤油で味付けし、合いびき肉、ねぎ、しょうがを加え、塩で味を整えます。    

このお料理で使ったのは『ミツの朧』です。

朧豆腐(おぼろとうふ)とは、豆乳ににがりを加えた直後の、固まりたての豆腐です。
私どもでは豆腐を作っている時、おたまです掬って食べて、味のチェックをします(この段階で豆腐の出来が殆んど決まります)。
この朧とうふ、冷たく冷やしてやっこで頂くのも良いのですが、これからの寒い季節、あんかけが最高です。是非、お試し下さい。

ミツの朧
ミツの朧の詳細・ご注文はこちら

ミツな人vol.2
「ミツな人々」…それは、ミツと蜜に関わってくれているお客様のこと。
そんなお客様の声を紹介します。

今月の「ミツな人々」は広島県にお住まいの前田里水さんです。
7年前の暮れ(12月27日頃だったと記憶しています)に「私も高知で豆腐屋をやっています。山下さんのような美味しいお豆腐を作れるようになりたいのですが…」と、お電話をいただきました。
以来、前田さんとのお付き合いが始まりました。豆腐作りは勿論、衛生管理、販売戦略・・・等、結構厳しい言葉もぶつけたりもしました。前田さんはそんな厳しい言葉にも持ち前の明るさで肯定的に受け止めてくださり、一心に豆腐づくりに取り組まれました。
残念ながら、豆腐屋を続ける事が出来なくなり、現在は広島で暮らしておられますが、新たなヴィジョンに向かって前向きにチャレンジされています。

「諦めないこと」

前田豆腐店前にてこんにちは。前田里水です。
山下社長に出会ったのは7年前。
当時の私は、高知県の人口3万人の小さな町の(社)青年会議所のメンバーとして、直木賞作家の高橋治先生が主宰する僻村塾という勉強会に参加していました。

僻村塾の講師は、高橋先生をはじめとして、作家の方々や東大の教授等毎回有名な人をゲストに招き、開催されていました。
その高橋先生がお好きな豆腐を取り寄せた時がありました。それは1丁1,000円の木綿豆腐だとか。
その豆腐を食べ、その当時、豆腐屋の娘だった私はものすごい衝撃を受けました。
何もつけず一口食べた時、大豆の香り、口の中に残る甘さ…高知県には無い味…美味しい!私は自分が豆腐屋だという事を忘れ(恥ずかしい)翌日数人の友達と改めて食べて頂いたほど…。
その時に、高橋先生から、「石川県の白峰村の僻村塾に真面目に来る青年がいて(その当時は青年、今おじさま)いい豆腐を作っているよ。結婚して益々美味しくなった。あなたも会いに行ってごらん」と、山下社長の話を初めて聞かされたのです。
そう、あの1,000円のお豆腐が山下ミツ商店のお豆腐「堅とうふ」だったのです。

行動派の私は、年末の慌しい時期でしたが、早速山下社長に電話をかけました。

「記まじめ!」が豆腐のネーミングでしたから、電話で山下社長の声を聞いた時「あっ、記まじめ君だ」と思いました。
山下社長は、電話で私の話を真剣に聞いて下さいました。 豆腐の作り方から始まり、正直言って家の商売が苦しく大変な時期でしたから、経営全般のことも聞いて、アドバイスをしていただきました。

その日からが、山下社長と豆腐の話の始まりです。
年が明け、1月の寒い時期でしたが、遂に白峰村に修行に行くことになりました。
南国育ちの私には大雪の銀世界、その中に立派なお店と工場が・・・。建てられたばかりの新工場内は、夫婦愛と若い社員の熱気でいっぱい。信号すらない白峰村にこんな豆腐屋があるなんて…言葉が見つかりませんでした。

4月には山下社長が来高。社長曰く「叱咤激励」。いつも怒られて一緒に豆腐作りをした日々。その年、山下社長は3回も来高し指導して下さいました。
山下社長の豆腐作りに対する情熱論に感銘を受け、一生懸命ついていったあの日。
今、振り返って思う事は、私が今までで1番頑張った時期でもあります。おかげで地元の新聞に私が、私の作った豆腐が、大きく掲載されて製造が追いつかない日もありました。

それまで山下社長は、自分の会社の衛生担当の方、会計担当の方、お取引のある豆腐機械関係の方を連れて来て下さり、出会いを沢山与えて下さいました。
4年後、残念ながら豆腐屋をたたむ事になりました。 現在、42歳になった私が思うことは「人との出会いで人生は変わる。お金も大事だが、お金には変えられない財産だ」ということ。

現在、広島県で新たな生活を始め、夢に向かって元気に頑張っていますが、山下社長から多くを学んだことは今も忘れません。 「諦めないこと!」 今でも時々山下社長に電話をかけています。 山下社長を豆腐屋で抜くこと、超えることは出来ませんでしたが、別の仕事で超える事が、私の恩返しであり、また目標で現在進行中です。 頑張ります!


ミツの心【MITSU-ISM】vol.25

このコーナーでは、私どものこだわりや想い、豆腐に関するあれこれをお届けします。
前回の「ミツの心」はこちら

■連載第25回「馴れ合い」でなく「協力と切磋琢磨」

協力と切磋琢磨で豆腐業界を盛り上げますこの頃、同業者との関係や業界について考える事が多くなりました。
私が加わっている団体に「日本地豆腐倶楽部」というグループがあります。リーダーは京都の(有)久在屋の東田和久社長です。
私と東田社長の出会いは14年前。今では業界で常識になっているスクリュー式の豆乳搾り機が開発され、その搾り機をいち早く導入していた東田さんの工場を見学に行ったのがきっかけです。

東田さんとは同年代ということもあり、以来豆腐作りは言うまでもなく、会社経営や社員さん育成等よく情報交換をしました。 東田さんの工場を見学し、若い社員さんがイキイキ働いているのを見て「よーし俺も!」と思ったものです。
その東田さん、豆腐屋としてのベクトルが明確で行動派。そのあたりは私も一緒という感じなのですが、私と決定的に違うのは「お付き合い上手」という事です。
東田さんは、昨年は京都の組合の理事長に、今年は上部団体である全国豆腐組合連合会の常務理事にも就任されました。私などは、地域の同業者とは(別にトラブルを起こしたとかでないのですが)、数社を除いて殆んど交流がありません。

私が地元の同業者(組合)と距離を置くようになったのは、その組織の持つ体質が自分には合わなかったからです。豆腐屋に限らず地域の同業者とは、その地域で競合関係にあります。その店その店の動きが自分の店の業績に影響を与えます。だからと言って「競合関係にある豆腐屋さんが潰れればよい」なんて事は思っていません。 いわゆる「馴れ合い」の関係でなく、切磋琢磨しながらお互い成長発展を目指すのが大切なのでは、と思うのです。
日本地豆腐倶楽部のメンバーは、もしデーパートさん等でバッティングしても、お互いお客様に向かって遠慮なく商いをすると思います。

豆腐屋の殆んどは家族経営の零細メーカーです。規模が小さいと、それが原因でやりたくても出来ないことが少なくありません。そこで、一軒では出来ないが、みんなで力を合わせることによって出来て、それをお客様が喜んでくださるのなら、素晴らしいことです。
同業者とは「馴れ合い」の関係でなく「協力と切磋琢磨」の関係が大切です。
それが、結果的に個々のメーカーの繁盛と、業界の発展に繋がると考えます。


山下ミツ検定

ここでは、山下ミツ商店と、豆腐にまつわる事柄をクイズにして、1問出題します。
今月のプレゼントは「砂糖要らず 寄せとうふ」の大豆「サトウイラズ」を栽培して下さっている、福井県大野市のアロサール菖蒲池の、松田惣一さんの新米5kgです。
一昨年・昨年・そして今年と、毎年秋のプレゼントには欠かせません。奮って御応募ください。
皆様のご意見・ご感想もお待ちしております。

≪今月の検定≫
「砂糖要らず 寄せとうふ」の大豆「サトウイラズ」を栽培して下さっている生産者さんのお名前は、次の3つのうちどれでしょう?

A.松田さん
B.竹田さん
C.梅田さん


松田惣一さんの新米5kg
応募方法: 下記の検定の答えをお考えいただき、「プレゼントを応募する」のボタンを押して、専用フォームにて解答とご連絡先等をご記入の上、ご応募ください。
応募締切: 10月13日(月)
当選者発表: 10月14日(火) サイトトップページにて発表

応募受付は終了いたしました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆様からのご注文、心よりお待ちしております。
今後とも、山下ミツ商店を、どうぞよろしくお願いいたします。

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〒920-2501 石川県白山市白峰イ23
TEL : 0120(フリーダイヤル)-893-102 (年中無休10時〜18時)
FAX : 076−259−8024
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E-mail : info@mitsu102.co.jp
山下浩希ブログ「燃える豆魂日記【豆腐道とうふみち】」はこちら